IT企業営業職がリモートワークを経験…成功するための3つのコツは

介護施設向けのシステムの営業をしております。普段の業務は、大きく分けて2つあります。

  1. 見積もり作成等の事務作業
  2. ユーザーへの営業活動

①の事務作業は、PCさえあればどこでもできる作業になります。

②の営業活動は、提案のため直接お客様のところへ訪問する必要がありました。

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IT企業営業職が経験したコロナによる訪問禁止

新型コロナウイルス拡大に伴い、2月下旬から時差出勤・直行直帰を推奨の方針にかわっていき、3月中旬には原則在宅勤務、その後すぐに公共交通機関の使用禁止、オフィス閉鎖になりました。

4月上旬にはお客様先への訪問を原則禁止となりました。

営業先の介護施設は、特に感染のリスクが高いので、早い段階での在宅勤務や訪問禁止に関しては、特に反論なく全員実施しておりました。

ただ、数字を作るために今後の営業活動をどう取り組んでいくか考える必要性がありました。

営業職にとってリモートワークの良いところ

  1. 移動時間が無くなるので、作業効率は良くなった。
  2. 家事もやりながら仕事ができるので、仕事が終わってからの疲れが減った。
  3. 情報共有を密に取り合うようになったので、他の営業が今何をしているのか把握できるようになった。

仕事の効率が上がる

以前まで100㎞先のお客様先まで車で移動することがあったり、電車で移動する時間が長かったりしたのですが、その時間も無駄なく仕事ができるようになったので、作業効率は上がりました。

多いときだと4時間移動に使っていることもありましたので、その間出来なかった電話や、事務作業ができるようになったのは大きな効率化に繋がっています。

家事の負担感が減った

洗濯物、食事の用意、掃除、お茶を沸かしながら等、仕事中でも家事ができるのは嬉しいです。

普段は仕事が終わった後にしなければいけないので、どうしても疲れがたまります。

しかし、空き時間に家事ができると、仕事が終わった後に家事をすることも減ったので、疲れもあまり溜まらず、自分のやりたいことができる時間が増えました。

情報共有の精度が上がった

リモートワークになって、コミュニケーションが減った会社も多いですが、私の場合は逆にコミュニケーションをとることが増えました。

以前は、全体で話す機会は月初の会議のみでしたが、今は毎朝Web会議で朝礼を行い、昨日の報告と他の人に共有したい事項をメインで話し合う機会を設けております。

そうすることで、他の営業がどんな活動をして結果が出ているのか?逆になぜ結果がでていないのか?を毎日感じることができるようになりました。

実際に、朝共有されたことを午後から実践してみるとか即効性が高いこともあるので、以前よりも情報共有は上手くできています。

営業職にとってリモートワークの悪いところ

  1. お客様との接点が減った。
  2. 郵送やFAXに迅速に対応できなくなった。
  3. 人によっては生産性が下がることもある。

訪問営業以外のやり方に変える必要がある

お客様先への訪問営業が禁止になったため、営業活動にはかなり苦労しております。

直接的な営業はお客様も嫌がられるので、電話営業やメルマガ、FAXDMを活用しております。

ただ、訪問営業と比べると結果がまだ出ていないので、もっと工夫が必要だと感じております。

実際にお客様に商品を提案する際には、会議でも使っているWebアプリを活用し、営業活動を行っております。

郵便物やFAXの受け取りに苦戦

オフィスを閉鎖しているため、外部からの郵送物やFAXの受け取りがスムーズにできなくなりました。急ぎの対応があるときには非常に困ります。

やはり監視は必要か

会社にいるときと違い、どうしてもサボってしまうこともありました。

人は他の人に見られているだけで、やらないといけないという強制力が出てくるので、監視することや定期的に連絡を取ることが必要になってきます。

営業職がリモートワークで成功するためのコツ

リモートワークにすることで、良くも悪くも自分の時間が増えます。有意義な時間にするためのポイントを3点ご紹介させていただきます。

成功するためのコツ1.誘惑に負ける人は自分で監視体制を

毎日会社の人とコミュニケーションをとることは必須です。

できればその日にやることを朝一に上司に報告し、終わった後に結果を報告することで怠慢を防ぎましょう。

家で仕事をするのは、かなり誘惑が多いので自分との戦いになります。ただ、そこで誘惑に負けてしまうと生産性を下げてしまうことに繋がるので、必要そうであれば、家で仕事をしている様子をWebアプリで繋いでおくなど監視対策をとったほうがいいです。

成功するためのコツ2.PCのモニターを増やす

PCを使って作業する人はモニターを準備することがおすすめです。

シングルモニターからデュアルモニターにするとテキスト作業において生産性が44%向上し、スプレッドシート作業においては、生産性が29%向上した。

1時間あたり5分の短縮することができ、従業員1人が1日あたり40分を別の作業に費やすことができた。といった研究結果が出されています。

実際に、私もリモートワークでPCを触ることが増えてからモニターを購入しましたが、作業効率は格段にアップしたと感じております。

成功するためのコツ3.仕事の合間に家事を終わらせておく

空き時間に家事など必要なこともやってしまいましょう。

そうすることで、仕事が終わった後の自分の時間がかなり増えます。また、結婚されている方は家事をお手伝いすることで助けにもなります。

そういった形での有意義な時間の過ごしかたができるのもリモートワークの強みだと思います。ただし、サボるのではなくあくまで仕事が一段落付いたらにしましょう。

IT企業の経理職がリモートワークを経験して感じた限界と課題
私が勤めるIT関連の会社では業績が右肩上がりに推移しており、業務拡大による人員不足が課題となっておりました。 しかしIT業界は納期が迫ると朝早くから夜遅くまで仕事をこなす必要があり、深夜まで働いて家に帰れずホテルで一夜を過ごしてまた出...