私は昨年、2つの職場を掛け持ちをしていました。
一つはパーソナルトレーニングジムにて業務委託のトレーナーとして勤務、二つ目はボクシングジムにてプロボクサーのトレーナーを務めておりました(元プロボクサーでした)。
パーソナルトレーニングジムでの業務内容は主にお客様へのトレーニング指導ですがお客様へお手本を見せる事が多いので身体を動かす事も多いです。また、お客様がいない時間でもオンラインでお食事の指導を行わなければならないので休憩時間はあってないようなものでした。
業務委託なので勤務時間を調節することもできたのですが、ありがたいことにたくさんのお客様からご指名をいただいていたので勤務時間を減らす事はできませんでした。トレーナーとしては嬉しい悲鳴ですが。このような業務内容を朝7時から夕方16時まで週5日行っておりました。
二つ目の職場であるボクシングジムではプロボクサーの練習サポートを行っておりました。ボクサーも勝利を目指して練習し、私も勝たせるために自然と熱が入ります。
プロボクサーの練習の中に「ミット打ち」というものがあります。トレーナーが小さい的のようなものを構えそこにパンチを打ち込んだり、トレーナーの腹をめがけてパンチするというものです。
成人男性かつプロボクサーのパンチを身体で受けるわけなのでこれがなかなか身体に負担がかかります。肋骨にヒビが入ったこともありました。ボクシングジムでの仕事は夕方17時から夜の23時くらいでした。
トレーナーの知識を生かし食事を工夫
このようなハードワークを週5で睡眠時間4.5時間で行っていたので身体は悲鳴をあげていたと思います。身体は頑丈なほうだと思いますがこのハードワークを行っていた一年間は体調を崩しがちでめまいも時々起こしていました。
しかし、スポーツ好きのわたしにとっては二つとも天職といえる仕事で精神的にはとても充実していました。ただ身体が悲鳴をあげているのも事実なので、トレーナーという仕事柄「ハードワークをこなす食事」を心がけるようになりました。
食事工夫1.オールインワンを意識
まず、各栄養素の役割はっきりさせた上でそれらの栄養素を全てまとめて一つの食品にまとめようと考えました。
- 炭水化物=身体・脳のエネルギー源
- 脂質=ホルモン代謝に影響(摂りすぎは体脂肪増加に繋がる)
- タンパク質=身体の全ての組織の材料
これらの三大栄養素は必ず、摂りたいと考えた私は「オートミール+プロテインパウダー+オリーブオイル」を全て混ぜてお粥状にしたものを毎日持参していました。
調理方法は至って簡単。上記の材料に水を多めに加え電子レンジで加熱するだけです。調理時間は5分程度で大量のオートミール食ができあがるので朝支度をしながらでも調理ができました。
見た目はあまり褒められたものではございませんが、オートミールはとても腹持ちが良いので短い食事時間で長時間お腹を満たしてくれます。
食事工夫2.量や回数はスケジュールに合わせて
上記のメニューを大き目のタッパーに入れて持ち歩き、食べる時間ができた時に好きなだけ食べるようにしていました。
こまめに分けて食べたかったのですが仕事のスケジュールが不規則に変わることもあったのであえて回数は気にせず、タッパーも分けないという手段を選びました。
何回か分にわけて、その予定通り食べれなかった時にストレスを感じたくなかったからです。
食事工夫3.コンビニ食品を有効活用
7時から16時までの勤務を終え、17時からはボクシングジムでの勤務なので1時間の間がありますが、このうち40分は電車の移動で割かれてしまうのでどこかのお店入り食事を摂る時間はありませんでした。
この時間の栄養補給として私はいくつかのコンビニ食品を利用していました。それは「プロテインバー」と「エネルギーゼリー」です。
最近のプロテインバーはお菓子のような味わいで低脂質・低カロリーを実現してくれるので時短の栄養補給に一役買ってくれます。また、エネルギーゼリーも蓋を開けて一気に飲み干すだけ。10秒もかからないので時間のないときにはうってつけ。
これらの便利な商品を上手く利用することで短時間で自分が理想とする栄養補給ができたので夕方以降の勤務にも精力的に取り組むことができました。
時短でしっかり栄養補給ができることはお伝えしましたが、オートミールにはその他にもメリットがあります。
それは「栄養価がとても高い」という点です。オートミールはミネラル類が豊富に含まれるだけでなく、血糖値を急上昇させなかったり、腸内環境を整える食物繊維も豊富に含まれます。
これらの食材・商品を毎日利用するようになってからまず身体の疲労が以前より残りにくくなりました。タイミングは不規則でも一定量の栄養素を身体に送り込めるルーティーンが完成したからだと思います。
また、時短を意識した事が余計な迷いを生まなくなりダラダラと仕事や行動をすることも減りました。食事に対する迷いが減り、仕事への集中力も増した感覚がありました。