ハードワークを続けていると、生活リズムも不規則になり、1日3度の食事をとるのはそう簡単ではありません。
みなさん思い思いの工夫をされているようです。ここでは、激務で知られるプログラマーの30代男性のエピソードを紹介します。
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IT業界で働いています。
仕事は楽しく天職だと思っていますが納期がある上に人手不足が重なりかなりハードだった時期もありました。
チーム制で大きなプログラムの作成業務をしていた時に同僚が入院しその分の仕事を補填できるのが私しかいなかったのです。なので連日遅くまで会社に残って仕事をしていました。
若さで乗り切ろうとしたものの、ただでさえ人手不足の中、自分まで休むことは出来ないという状況で初めて体調管理について真剣に考えたのです。
帰宅が遅いプログラマー、朝は腹がすかない
それまでは健康についてなど考えたこともなく、食事も何となく朝昼晩と食べるのが当たり前だと思っていました。
しかし毎日遅い時間に帰宅し、それから夕食をとると翌朝はまだお腹が空いていません。長年朝食をとる習慣でしたので何も食べないというのは抵抗があり、無理やり食べたりもしていましたがやはり胃がもたれるだけで、かえってだるくなってしまい困りました。
そんな時に完全無欠コーヒーというものを知りました。完全無欠コーヒーは2015年頃に結構話題になっていたようですが、私が知ったのはずっと後のことです。
コーヒーにバターをいれた完全無欠コーヒーとは
完全無欠コーヒーとはデイヴ・アスプリー著「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本の中で紹介されているコーヒーのこと。
- 効率よくエネルギーになる
- 脳が冴えて集中力が増す
- 満腹感があり昼過ぎまで空腹を感じない
等願ったり叶ったりなことばかりなのです。
さらには、
- 血糖値の安定
- 抗酸化作用
- アンチエイジング効果
- ダイエット効果
- 腸内環境を整える
というような沢山の健康効果が期待されるそうです。
難点と言えば、少し特殊な材料を揃えるのと毎朝正規の作り方で作ろうとすると多少面倒というところでしょうか。
なのでインスタントコーヒーを使用したりして代用品で工夫している方も沢山いるようです。
少し特殊な材料とは牧草のみを食べて育った牛の乳から作られたというグラスフェッドの無塩バターです。
完全無欠コーヒーはこのバターにMCTオイル、良質な豆で淹れたコーヒー(フレンチプレスや金属フィルターで淹れる事が推奨されています)で作られます。
人体に悪い影響を及ばさない良質な脂質によって少量でも満腹感が持続し、食欲も抑えられるというのが完全無欠コーヒーの良いところです。
MCTオイルの働きにも注目
特にMCTオイルにはココナッツから抽出された純粋な中鎖脂肪酸油が含まれています。
体内に入ることでケトン体と呼ばれる物質を生成し、糖質の代わりに脂肪を燃やし、素早く脳のエネルギーになってくれるのです。
ブドウ糖に次ぐ第二のエネルギーとして、ケトン体は注目されています。
実際に飲んでみると分かるのですが、飲んですぐに脳がスッキリし、元気になるような感覚がするのはこの物質の為なのかもしれません。
長時間のハードワークでもパフォーマンスが向上
このコーヒーを私が今まで何となく食べていた朝食の代わりにしてから、私のパフォーマンスは劇的に上がりました。
多少の空腹は感じますが確かに昼過ぎまでは持ちますし、何より栄養が足りなくて頭がぼんやりするような感覚はありません。
私の場合はさらに夕方頃、社内でカフェオレにMCTオイルを混ぜたものを飲み、長引く仕事のパフォーマンスが下がらないようにしていました。
ちなみに公式レシピではバターもオイルも大さじ2杯までとなっており、空腹感によって調整するとあります。私は朝に2杯、夕方は1杯にしていました。
最初は油っこくて飲めないのではないかと思いましたが意外とそうでもありません。コツはブレンダー等を使い泡が立つまでよく混ぜる事だと思います。見た目もカフェオレのようになり、味もまろやかになります。
会社等で飲む場合はMCTオイルを持ち運ぶ手間がありますが、最近では小さいボトル入りのものや袋に入った使いきりサイズのものも販売されていて便利です。
「脳に必要なエネルギーはキープしながら余計な食事を摂らなくて良いようにする」。これは食事の効率化ですよね。忙しい方におすすめします。