世間には、様々な副業の種類がありますが、初心者が最も手をつけやすい副業はデータ入力ではないでしょうか。
たしかに、クラウドソーシング等の仕事の依頼をみても「初心者歓迎」のような文字がよく踊っているのが、データ入力の特徴です。求められる技能も、インターネット検索をする技術であったり、文字を入力する技術であったりと、誰でも身についているようなもののみであることが多いです。
誰でもできる単純作業ですので、高い報酬を望むことはでいません。そのため、ちょっとお小遣いが欲しいという方向けの副業です。
副業デビューに最適なデータ入力
社会は激変しており、これまで副業と言うと、夜のコンビニや居酒屋でのアルバイトといったようなものが主流でしたが、現在はインターネットを通じて色々な副業を行うことができます。
それこそ、インターネットでの副業で本業を超える自動収入を得ているといったような例も多々あります。
しかし、そのように副業で成功を収めているような方々も、いきなり大きな利益を出し始めたという訳ではありません。彼らも最初はやはり低単価の案件を受注したり、全く稼げないという経験をしたりしているのです。
会社に勤めている人は、安定して収入を確保できるというメリットがある反面、出来高払いではないことも多いです。そのため、どれだけ頑張っても収入が増えないということに葛藤を抱えていることも多いです。しかし、データ入力は、大きくは稼げないと言えども、自分の努力に比例して稼ぐことができます。そういった意味では、副業デビューには最適のジャンルと言えるかもしれません。
単純作業のデータ入力は意外に疲れる
しかし、データ入力は簡単な反面、意外とつらい部分もあります。それはとにかく単純作業であること。単純作業だからこそ、敷居が低く誰でも取り掛かりやすいというメリットがありますが、一方で集中力が続かなかったりモチベーションが続かなかったりするというデメリットもあります。
私自身、かつてひたすらエクセルのシートに数字を入力していくような案件を受注し、作業をしていたことがあるのですが、まぁとにかくつまらなかったです(笑)。そして、大した作業をしているわけではないのに、どっと疲れてしまうのです。
疲れてくると、作業効率も落ちてしまい、ミスも頻発してきます。できるだけ早く終わらせて、自己啓発なり別の副業なりに時間を割きたくても、なかなかそうはできないという状態が続いていました。
しかし、クライアントさんとは契約の上で仕事を受注しているので、放棄するわけにもいきません。そこで、私はとにかくデータ入力で疲れをためないためにはどうすべきかを考えました。
データ入力は立って行った方が楽
私が考え出した方法が「立って作業をする」ということです。
「え?逆に疲れるのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際にはずっと座っている方がよほど疲れるのです。
データ入力の作業は、内容も単純であれば、自分の作業する環境も非常に単純です。例えば、プログラミングでコーディングする場合には、机の上には参考書があり、それを整頓すれば作業効率を上がる、といったことがあります。
しかし、データ入力では基本的にパソコン以外は何も必要ないのです。非常に作業環境がシンプルな分、改善していくための選択肢も限られてしまうのですね。
そこで私が目を付けたのが、自分の姿勢でした。元々は座ってひたすら作業をしていたのですが、集中力が続かなかったり、疲労を感じたりということが続いていました。
何かを変えようにも、変えるための選択肢がほぼなかったので、思い切って立って作業をすることにしたのです。幸い、私の部屋には立って作業をするのにちょうどいい棚が装備されていたので、机からそこにパソコンを移動させました。すると、さほど苦痛を感じずにデータ入力を行うことができました。
立って作業をするメリット
立って作業をすることで実感したメリットは2つありました。
1つ目は集中力が座っている時よりも維持できたこと。前かがみにならないとか、血流が促進されるといったことから得られた効果であると考えています。
そして、2つ目のメリットがより重要であると考えています。それは、息抜きをしやすくなったことです。座ったままの状態だと、ちょっと息抜きのために顔を洗おうとか、散歩に出かけようとか、筋トレをしようとか、考えても立ち上がるのが面倒くさくて断念してしまうということがあります。
そして結局体に刺激を与えないままだらだらと作業を継続してしまうことになるのです。しかし、立って作業をしていると、息抜きをしようと思いついたときに、すぐに行動に移すことができます。それにより、適度にリフレッシュできるようになったのです。
データ入力はとにかく集中力で戦う分野であると考えています。その集中力の維持のためには適度なリフレッシュが不可欠です。立ちながらの作業は、その適度なリフレッシュを簡単にとるのに最適な姿勢です。
単純作業で疲労感を強く感じる方こそ、座りながらの作業ではなく、立ちながらの作業を実践してみてはいかがでしょうか。